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2013
04/14

【Psytrance】Shiva Sidpao / The Album

今回は初期Shiva Space Technologyの名盤、Shiva Sidpao「The Album」をレビューします。
SSTCD02.jpg

このアルバムは、Shiva Sidpao名義ですが、実質的には、レーベルのファーストリリース「Shiva Space Technology」で収録曲の大半を占めていたJorgとInfected MushroomのErez Aizenのユニット:Shiva Shidapuのアルバムといえるような内容になっています。

内容は、前作の演歌トランスとも言えるような叙情的なメロディを中心とした感じではなく、パーカッションやマントラのサンプリングなどでトライバル感を出しながらも、ノイジーなシンセでリズムを紡ぐ様な、より曲がり感の強い、少しダークな世界観になっています。
この辺りの雰囲気は、Infected Mushroomの1stアルバム「The Gathering」へと繋がっていく要素かと思います。
メロディ要素は控え目ですが、その分、陶酔感を煽るようなシンセのメロディやアルペジオがより効果的になっています。
前作のトラックのリミックスも収録されています。

1 Intro
2 Spacewalk
3 Power Of The Darkside
4 Kundalini
5 Shiva Devotional
6 Three Borgfour
7 Egokiller RMX
8 Power Of Celtic RMX

ノイジーな中にもクラシックの影響を感じさせるオーケストレーション的な要素なども盛り込まれた#1から、トライバル&ノイジーな#2へ繋がり、ダークな音世界へと引き込んでいきます。
#2や#5などでは1stで聴かれたような高い音程のキックをアップリフトのキッカケに使っていたりして、個性的です。
#4、#5ではマントラのサンプリングが独特のディープで神秘的な雰囲気を演出しています。
#6は3連系のトラックで、トライバルなパーカッションと共に(打ち込みではありますが)ギターがフィーチャされています。
#7は前作収録曲のリミックスですが、メロディ要素を廃し、ひたすらノイジーなシンセと強烈なリズムトラックで押しています。
#8も#7同様前作からのリミックスですが、こちらは、前作のバージョンからアップデートしたような感触になっています。
次々と展開していくメロディは、演歌的(?)なエッセンスを保持しながらも前作より洗練された印象で素晴らしいと思います。これは好みがあるかと思いますが、個人的にはこちらのバージョンの方が好きです。


サイケデリックトランスシーンからオーバーグラウンドに飛び出した数少ないユニットであるInfected Mushroomの音楽的な中心を担うErezの若かりし頃、シーンの重鎮Jorgと組んだユニット、この流れはSST(Shiva Space Technology)の3枚目へと続いていくのですが、音楽として素晴らしいのはもちろん、初期のInfected Mushroomへと繋がっていく要素も見られて、興味深いと思います。



Amazonに商品登録がないようなので、Discogsへリンクを張っておきます。


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2013
04/13

【Psytrance】CPU / Central Processing Unit

今回はCPUの1stアルバム「Central Processing Unit」をレビューします。
3DVCD017.jpg

現在Nutekという自身のレーベルを持つCPUことSamy Guedicheですが、それ以前はSirius IsnessやMekkanikkaのメンバーらとBiodegradable名義で活動しており、Parasenseなどで知られるAcidanceのサブレーベルInti Raimyよりアルバムもリリースしています。
CPU名義でのデビューはTranswaveやAbsolumなどの名義で知られるChristof Drouilletが運営する老舗3D Visionになります。
スタイルは当時の3D Visionのレーベルカラーにぴったりな、AbsolumやNomadのようなグルーヴィーなリズムトラックにシンセのSEを重ねるようなアッパーなスタイルをベースにしており、彼等に比べて、よりファンキーなノリが彼の個性となっています。
彼のデビューのしばらく後、3D Visionの顔であるTalamascaとNomadが独立し、Mind Controlを立ち上げますが、二人の稼ぎ頭が去った3D Visionのその後を代表するアーティストになります(彼も前述のように後に独立していくのですが…)。
3D VisionはCPUの脱退時期と前後して、元々レーベルカラーとの親和性の高かった南アフリカ的なダークフルオンスタイルにシフトしていきます。

少し話が反れましたが、2003年にリリースされた彼のセルフタイトルのアルバムは、前述したように、3D Visionのレーベルカラーをそのままに、よりファンキーにしたアッパーなハイテックフルオンを聴くことが出来ます。


1 Killer Rabbit (Remix)
2 Doors To Visions
3 Shot Shot, Voila
4 Down The Stairs
5 Haight Street Freak
6 Peak Detector
7 Processing Unit
8 Virtual Flirt
9 A Beach In Japan


全編を通して一貫してファンキーでサイケデリックなシンセSEの応酬、アッパーなトラックになっています。
#4はAbsolumことChristof Drouillet、#6はNomadことDJ Maelが参加しています。
#5は2000年前後に多かったハチロク(6/8拍子)と4拍子を混在させたタイプのトラック。
ラストの#9はちょっとダウンテンポ(といっても135bpmなので十分速いですが)。タイトルは親日家のSamyらしさをちょっと感じますね。

メロディ要素はとても薄め、ほとんど皆無といってよく、メロディックなものが好きな方は合わないかもしれませんが、様々な要素が複雑に入り組んだ陶酔感の高いトラックをスッキリした音像で聴かせてくれる作品ですので、フルオン寄りのサイケデリックが好きな方にはお勧めしたいアルバムです。
Absolumなどの、3D Vision的な音が好きな方は買いだと思いますし、ダークフルオンが好きな方にもアピール出来る作品だと思います。

彼の音が好きな方には、下部リンクにある3D Story Volume 2に収録されている「The Race」も是非聴いていただきたいです。





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2013
04/07

【Psytrance】Astral Projection / The Astral Files

今回はAstral Projectionの「The Astral Files」をレビューします。
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このアルバムは、以前レビューした「Trust in Trance」に続く、Astral Projection名義での2ndアルバムになります。
本作は「Trust in Trance」「Dancing Galaxy」と言う名作に挟まれて少し存在感が薄くなってしまっていますが、こちらでも丸めのキックや太いベースで強調された中低域、メロディックなシンセ、コスミックな世界観といった、Astral Projectionの特徴がしっかり出ていて、素晴らしい作品だと思います。
ジャケットも安心の安定感です(笑)
前作に収録されたトラックのリミックスが2曲ほど収録されています。


1 Ionized
2 Zero
3 Enlightened Evolution(Remix)
4 Free Tibet
5 Maian Dream
6 Kabalah(New Age Mix)
7 Time Began With The Universe(The End Of Time Mix)
8 Utopia (Concept Remix)
9 Electronic
10 Ambience


#3と#6は前作に収録されていたトラックのリミックスです。
特に#6は、音作りと共に転調を重ねるアレンジになっていて、かなりアップデートされた感じがします。
個人的には、Transwave、Deedrahなどの名義で知られているDadoと共作した#2が好きです。
チベットの読経をサンプリングしたと思われる低い声や、オリエンタルなメロディが印象的な#4も彼らの代表曲の一つ。
#5は名曲「People Can Fly」の要素を受け継いだようなクリアで浮遊感のあるアルペジオが気持ち良いです。
#9、またアルバムのエンディングとなる#10は定番のダウンテンポ。
特に#10で見られるような、4つ打ちをそのままテンポダウンさせたようなトラックは、Alien ProjectやAstrixといった、イスラエリトランスをアップデートしていったアーティスト達にも受け継がれていった要素かなと思います。

やはりマストアイテムというと「Trust in Trance」になってしまいますが、この作品も、Astral Projectionはもとより、イスラエリが好きな人、メロディックなトランスが好きな人は持っていて損はない作品だと思います。





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