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2012
10/03

【Perfume】GAME

今回はPerfumeの2枚目、実質的1stアルバム「GAME」のレビューです。

当時、Perfumeは木村カエラや中田ヤスタカの影響もあり、ビレバンにComplete Bestが並ぶなど、一部の層では注目され始めていましたが、一般層での認知度はほぼなかったと思います。
ですがそのしばらく後、『NHK 環境リサイクル・キャンペーンソング』への起用で注目を浴び、シングルもチャートインするようになっていった中、このアルバムでその人気を決定的なものとしました。
TKCA-73320.jpg

前作の「Complete Best」と比べると格段に垢抜けた印象。
エレクトロサウンドやオートチューン等の大胆な導入で、アイドルポップどころか、当時のJ-POPという枠を突き抜けながらも、良質なメロディとポップさで嫌味のない形でアイドルらしさを残した、素晴らしいバランスの作品だと思います。
(現在は色々なアーティストの楽曲でも普通に聴かれるようになりましたが、当時斬新だったエレクトロスタイルやオートチューンは批判的に捉えられたりしました。)

CD
1. ポリリズム
2. plastic smile
3. GAME
4. Baby cruising Love
5. チョコレイト・ディスコ
6. マカロニ
7. セラミックガール
8. Take me Take me
9. シークレットシークレット
10. Butterfly
11. Twinkle Snow Powdery Snow
12. Puppy love

DVD(初回限定)
1. ポリリズム LIVE Version at LIQUIDROOM Nov.8 ’07
2. SEVENTH HEAVEN Version at LIQUIDROOM Nov.8 ’07
3. マカロニ-Original Version-
4. セラミックガール-Drama Another Version-
5. マカロニ-A-CHAN Version-
6. マカロニ-KASHIYUKA Version-
7. マカロニ-NOCCHI Version-


アルバムは、ブレイクスルーとなった#1ポリリズムで幕を開けます。
この曲はTVではカットされることが多いですが、タイトル通りポリリズムが導入されており、かなり冒険的。
中田ヤスタカはこの部分を入れるのに、かなり交渉したそうです。

#2はポップでキュートな曲。
#3はアルバムのタイトルトラックですが、アルバムの中で最も攻めた印象のエレクトロチューン。
この曲以降も、edgeやFAKE ITなどの攻めた曲が生まれ、高い人気を得ています。

ポリリズムの後に発売され、見事チャートインした「Baby cruising Love」からは、#4、#6の2曲を収録。
#6のマカロニは特典に収録されているPV(通常バージョンに加えて、3人それぞれのバージョンを収録)の影響もあると思いますが、人気の高い曲です。

ポリリズムの前に発売された限定シングル「Fan Service[sweet]」からは、木村カエラがラジオで紹介して注目を浴びた#5と、#11を収録。
#5は今や、国生さゆりの「バレンタイン・キッス」と双璧を成すバレンタインの定番曲になっています。
#11はcapsuleのラウンジハウス期を彷彿とさせるような都会的な響きのコードや手数の多いドラムなど、Perfumeの中では若干異色ですが、流れるようなメロディが素晴らしい佳曲。

#7はメロディもダンスも複雑で、見ても聴いても面白い曲。
オートチューンの無機質さを効果的に使った歌詞が印象的です。
初回特典のDVDに映像が収録されています。

#8はミニマルでお洒落、そして当時のPerfumeとしてはかなり色っぽい曲。
ライブでも、椅子を用いて、色っぽいパフォーマンスを披露しています。

#9は人気曲で、個人的にはこのアルバムのハイライト。
PINOのCMに起用され、PVも製作されています。
とびきりポップで、本当に大好きです。
当時、レンタルで済まそうと思っていたのですが、CMでこの曲を聴いて次の日に買いました(笑)
東京ドームでのライブでオープニングを飾ったこと、その際に本人達がリミックスを希望していたことを考えると、本人達にとっても思い入れが強い曲かもしれません。

#10はオリエンタルな印象のエレクトロ。
歌は入っていますし、分量が少ないわけではないのですが、残る印象はインストに限りなく近い、トラックの主張が強い曲。
どちらかというと脇役的な存在ですが、Perfume Global Compilationにも収録されています。

#12はバンド的な要素を感じさせる、このアルバムの中では少し異色な曲。
チャッチーでキュートな歌詞が印象的。
当時より、比較的最近の方がライブで活躍している感じのする曲です。

当時はかなり衝撃的で、洗練された印象でしたが、今はこの時期が懐かしいと思えるほどに成長を続けていますね。
特典DVD(あ~ちゃんが、ライブが始まった瞬間に泣いちゃってるポリリズムや、隠れた名曲SEVENTH HEAVENのパフォーマンスなどを収録)や、GAMEのツアーDVDのパフォーマンスを見ると特にそう感じます。
ブレイクがピークというアーティストも数多くいるなかで、プラス方向に成長を続ける稀有なアーティストだと思います。
個人的には曲の方は良くも悪くも安定してきた感はありますが、この先も期待していきたいです。







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2010
11/14

【Perfume】ねぇ

Perfumeが今年3枚目になるシングル「ねぇ」を11月10に発売しました。

perf20103.jpg

最寄りのHMVで予約をし、発売日前日に受け取りに行ってから毎日数回聴いていますが、まだ飽きないですw
最初は「ねぇ」はそれほどでもなかったのですが、聴いていくうちに好きになっていき、「FAKE IT」は一回でガツンと来て、そのままのテンションを保った状態。


「ねぇ」は、NATURAL BEAUTY BASICのCM曲。
わりとハード目なグルーヴに思い切りポップなメロディとキュートな歌詞が乗る形で、中田ヤスタカならではのバランス感覚だなぁという感じ。
3人の声をコラージュしたリフや、終盤ベースラインが変わることで変化するノリなど、細かいところも面白いです。
相変わらずインストも違った魅力があって、聴き応えがあります。

MVも良かったです。
つくりも非常に面白いし、特に中盤フィーチャされる3人のステップは素晴らしいです。
Perfumeのダンスはグルーヴというか、音の波が3人の動きから見えるような感覚があって、そういう意味でも魅力的だなぁと思います。
このMVは、PerfumeのMVの中でも3本指に入るくらいのクオリティではないでしょうか。




「FAKE IT」はカップリングだけあって、音は「ねぇ」より断然攻めてます。
ただ、メロディや歌詞は「ねぇ」よりもコンパクトでキャッチーな感触。
個人的にはこっちの方が好きです。
サビは、イントロみたいにほぼ声のみより、オケのみより、やはり合わせて聴いたときのパワーはダントツ。
オケとメロディが合わさることで、強力な縦ノリが生まれて、メロディのキャッチーさが何倍にもなって聴こえてきます。

歌詞も、中田ヤスタカらしい、流行の曲に対する皮肉を感じさせながらも、キュートで魅力的な歌詞に仕上がっていて、「歌詞なんてどうでもいい」と幾度となく言っているのはどこまで本気なんだろうと思ってしまいますw
ただ、やはり歌詞も音楽のうちという意味の発言をよくしている通り、本当にメロディやノリの合った歌詞だなぁと感じます。

最後になってしまいましたが、リフはかなり凝っていてカッコイイです。



今回のシングルは個人的には、やっぱりPerfumeは良いなぁと改めて感じました。
そして、これからのPerfumeが、より一層楽しみに感じられる作品でした。
前作は、まぁ良かったけれど、今までの作品の多くが持っていた有無を言わさない程の魅力がなかったように感じられていたので。

まだ発表はありませんが、次のアルバムが楽しみです。


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