--
--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013
03/04

【J-Pop】柴田淳/ため息

cover 70'sのヒット以降、ぐんと知名度の上がった柴田淳、そんな彼女が3月27日に「あなたと見た夢 君のいない朝」を発売します。
このタイミングで・・・というより、ずっとレビューを書こうと思いつつ伸ばし伸ばしになってしまっていた、彼女の2ndアルバム「ため息」のレビューをしたいと思います。
MUCD1067.jpg

このアルバムは、2003年に発売された彼女のメジャー2ndアルバムです。
彼女の特徴は、一言で言ってしまえば切なくてちょっと暗めということなのですが、優れたメロディと、儚げだけど力強い透明感が魅力だと思います。
このアルバムもその彼女のイメージに違わない内容で、曲も粒揃いで、非常に素晴らしいアルバムです。
ピアノやアコースティック楽器が軸のアレンジも、地味かもしれませんが、彼女の楽曲の素晴らしさ、声の透明感や伸びやかさ、詞の世界観を上手く引き立てています。

1.夢
2.隣の部屋
3.片想い
4.サーカス~Piano Solo~
5.拝啓、王子様☆
6.月光浴
7.美しい人
8.なにもない場所-弾き語り-
9.ため息
10.月の窓
11.めじろの心~Piano Solo~


先ほども書きましたが、どの曲もクオリティが高く、素晴らしいです。
#2、#3、#6が先発のシングルで、このアルバム発売後、#1と#9がシングルカットされています。
シングルはどれも素晴らしく、水準の高いこのアルバムの中でも、一際強い存在感を放っています。
(個人的には#2、#6、#9は大好きな曲です。)
#1は、もしかしたらYoutubeで嵐の二宮和也がライブでカバーしている動画を見て、そこから知った方もいるかもしれません。
曲調は他と比べ明るいとは言わないまでも、穏やかな感じですが、歌詞はやはり切ないです。

流れるようなピアノのインストからハープシコードのイントロで始まる#5は、後にシリーズ化し、本人も思い入れのあるらしい「王子様シリーズ」の第1弾です。
この曲だけ一際曲調が明るく、歌詞も振り切っています。
優れたメロディと中期ビートルズ風のサウンドが歌詞と合っていてとても良いです。
(テープの速度を変えたようなエフェクトや、部分的にドラムに掛けられたジェットなども、実験的なサウンドメイクを積極的に行ってきたビートルズを彷彿とさせて面白いです)


当時、TVのチャートか何かで「隣の部屋」を聴いて気になっていたのと、彼女を好きで聴いてた友人から勧められたことが重なりこのアルバムを手にしたのですが、今でもたまに聴きたくなるアルバムです。
彼女のアルバムの中でも指折りのクオリティだと思います。





スポンサーサイト

theme : おすすめ音楽♪ ::  genre : 音楽


2012
11/03

【J-Pop】柴田淳/COVER 70's

今回は柴田淳のカバーアルバム「Cover 70's」をレビューします。
shibajun_cover.jpg

このアルバムはタイトル通り、柴田淳が、幼い頃母親から聴かされて育った70年代の名曲をカバーしたアルバムだそうです。
まず感じるのは、潔いまでの真っ直ぐなアプローチと歌声の強さ。
彼女の歌声で歌われる原曲の素晴らしいメロディ、そして歌詞が心に、びっくりするくらいすっと入ってきます。
数あるカバーアルバムの中でも出色のクオリティではないかと思っています。

1 異邦人(久保田早紀 1979年)
2 みずいろの雨(八神純子 1978年)
3 迷い道 (渡辺真知子 1977年)
4 あなた(小坂明子 1973年)
5 木綿のハンカチーフ(太田裕美 1976年)
6 飛んでイスタンブール(庄野真代 1978年)
7 青春の影(TULIP 1974年)
8 秋桜(山口百恵 1977年)
9 東京(マイ・ペース 1975年)
10 スカイレストラン(ハイ・ファイ・セット 1975年)
11 22才の別れ(風 1974年)
12.Mr.サマータイム(サーカス 1978年)

初回限定盤のみ
13.卒業写真(荒井由実 1975年)


個人的に目に留まったのは「異邦人」と「秋桜」、「22才の別れ」くらいだったのですが、全ての曲が素晴らしいです。
#4~#5では涙が流れてきましたし、特に#7以降はもうたたみかけるような怒涛の流れです(笑)
また#5の柔らかくて優しい歌い方も、このアルバムの中では良いコントラストになり、とても際立っています。
#10はちょっとAOR調で、竹内まりやの「シングルアゲイン」や「告白」に近い憂いのようなものを感じました。
また、彼女には珍しく、コーラスや打ち込みを使った曲もあり、そこも新鮮に感じました。

80年代生まれの私には、知っている曲もありますが、さわりだけしか知らないというような曲も多かったのですが、本当に全てが素晴らしかったです。
カバーアルバムというとここ数年でも幾つか話題になったものがありましたが、結局手にしてもほとんど聴かなかったり、そもそも手にしなかったりで、今でも好きで聴いているのはB'zのTAK MATSUMOTOの「The Hit Parade」くらいでした。
このアルバムは自分の中で一番のカバーアルバムになりそうな気がするし、何年先も聴いているだろうなと思います。


このアルバムを聴いて、この時代の曲が柴田淳に強い影響を与えているんだなぁと感じました。
彼女はフォークやニューミュージックからの影響が強いという話は聞いたことはありましたが、フォークやニューミュージックをあまりちゃんと聴いたことがないので、実感としてありませんでしたが、このアルバムを聴いていると、メロディの端々にそういうものを感じることができました。

あとはやはり原曲の詞曲の良さ。
ストリングスでシンプルにメロディだけ演奏されていても心に迫るものがあります。
歌詞も、読みながら聴いていると、表現や構成が素晴らしいなと感じます。
個人的には、TVなどで20世紀のランキングを見ると、21世紀になって大衆音楽(ポップス)の力が弱くなったようにどうしても感じてしまいます。
昔の曲は音は悪くても、人の心を揺さぶる何かがあるように感じます。

最近、ポップスがまだ大きな力を保っていた90年代に、少しでも青春時代を送れたことを幸せだったのかなと感じることがありますが、このアルバムを聴いて、改めてそういうことを考えたのでした。
私の世代には「歌の大辞テン」という番組もあって、私たちのような若い世代も自然に古い名曲に触れる機会がありましたしね。

というわけで、元々柴田淳は友人にアルバム「ため息」を教えてもらった頃からなんとなく好きで、つかずはなれずというか、聴きたいときにだけ聴いてきましたが、もっと好きになりました。
リアルタイムで触れてきている方にはどのように聴こえるかわかりませんが、20代後半の私にはとても素晴らしいアルバムでした。

昨日まだギリギリ在庫のあった初回盤を購入して、今日のレビューで恐縮ですが、以上です。

下記から試聴できます。
柴田淳オフィシャルサイト





theme : おすすめ音楽♪ ::  genre : 音楽


2012
07/14

【J-Pop】パスピエ/ONOMIMONO

今回はJ-Popから、パスピエの2ndアルバム「ONOMIMONO」をレビュー。

ONOMIMONO.jpg

最近あちこちで話題になっているバンドで、「相対性理論+YUKI」というような言い方もされていますね。
確かに伸びやかで独特のクセのある歌声はYUKIを彷彿とさせますし、散見される言葉遊びやバンドアンサンブルの巧みさなどは相対性理論を思わせます。
ですが、歌詞の、相対性理論と比較される要因になっていると思われる言葉遊びは、相対性理論と比べると巧みさに欠けるというか、わざとらしさを感じるというか、耳につくなぁという印象でした。
逆にトロイメライやプラスチックガールなどでの透明感のある歌詞は彼らならではかな、と感じます。
シンセの比重の大きいアレンジに見事にマッチしています。
巧みな楽器隊、伸びやかで自由だけど生々しいヴォーカルが織り成す独特の透明感、刹那感はこのバンドだけの個性だと思います。

1.トロイメライ
2.デモクラシークレット
3.プラスティックガール
4.脳内戦争
5.気象予報士の憂鬱
6.トリップ
7.最終電車
8.ただいま

どの曲も楽曲やアレンジが素晴らしいです。
確実に聴き手の心を掴むキャッチーなサビ、効果的な転調、先の読めない展開など、面白さが詰まっています。
#2や#7などではプログレ的なアプローチも見られます。
楽曲のアプローチの幅が広く、人によってお気に入りの曲が分かれるタイプの作品だと思いますが、個人的なオススメは#1、#3、#6、#7です。
#1のAメロにはなぜかちょっと谷山浩子を感じました。


このアルバムを聴いている時、曲によっては心の中のずっと触れて・触れられて来なかった、自分でも存在を忘れていたような部分に入ってくるように感じることがありました。
こんな感覚は初めてだったのですが、個人的にはなんだかわからないけれどこれ以上は無理だと思い、一度CDを止めたりしました。
後から同じ曲を聴いたらなんともなかったのですが。
人・コンディションによっては、聴き手の深いところに訴えかけてくる力を持っている作品かもしれません。


私はとりあえずこれを聴いただけでノックアウトされました。






theme : おすすめ音楽♪ ::  genre : 音楽


Recommend

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。