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2010
09/19

【Synth 1】Voiceセクション Part2

今回はVoiceセクション第2回、ポルタメントについてです。

ポルタメントとは、出発音から到着音の間を連続(無段階)的に移動する奏法のことで、ヴァイオリンやトロンボーン等によく見られるものです。
この表現はシンセでも一般的で、モノシンセらしい表現の一つです。
ポリモードでも可能ですが、モノやレガートで掛けた方がより"らしく"なります。

mode_prt_prt.png


それではSynth 1で見ていきましょう。
mode_prt.png
Synth 1のポルタメントのコントロール部分はこのようになっており、ポルタメントタイム(遷移時間)を設定するツマミと、「auto」ボタンで構成されています。

ポルタメントタイム
オートモード


○●ポルタメントタイム●○
ポルタメントタイムは、この記事の冒頭で出てきた図で言うと、次のピッチへ向かう矢印の長さになります。
長い方が滑らかに感じられます。

これを設定するのは、Portamentoセクション左のツマミです。
左に振り切った状態が「0」で最小値、右に振り切った状態が「127」で最大値になります。
「0」の状態がOFFになり、1~127がONの状態になります。
値が小さいほど遷移にかかる時間が短く、値が大きいほど遷移にかかる時間が長くなります。
あまり値を大きくしすぎると、音がウネっているだけで何を弾いているかわからない状態になります。


○●オートモード●○
オートモードは、前回モノモードで説明したような、音を途切れないように弾いた場合にのみポルタメントが効くようにする為の機能で、LEDもしくはボタンをクリックすることでON/OFFすることが出来ます。
prt_auto.png

autoがOFFの場合、前回打鍵した時から間が空いていても、打鍵した時に前回のノートを引き継いでポルタメントされてしまいます。
そうすると、ポルタメントを掛けたくなくても掛かってしまうケースが発生するので、自分の意図した時だけポルタメントが掛かるようにする、という機能です。
mode_prt_auto.png

ポリモードでオートをONにすると、ポルタメントが効かなくなるので注意しましょう。
わざと残したい時はOFFにすればOKです。



ポルタメントについては以上です。
シンセの特徴的な機能かつ、ジャンル問わず使われる機能です。
設定も簡単なので、ある程度使ってみて、自分の出したいニュアンスが出せるようにしておくと便利かと思います。
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2010
09/12

【Synth 1】Voiceセクション Part1

さて、今回から複数回に分けて、Synth 1のVoiceセクションについての説明をしていこうと思います。

Voiceセクションは、Synth 1本体画面の右下にあり、主に発音に関する設定をします。
voice_top.png

今回は、発音モードについて見ていきます。
voice_mode.png


モードの変更
発音数の変更
それぞれのモードの解説


○●モードの変更●○
voice_mode_c.png
ここでは、それぞれのLED、または文字をクリックすることで発音のモードを選択することが出来ます。
モードは、ポリ、モノ、レガートが用意されています。
それぞれのモードの解説は後ほど。


○●発音数の変更●○
voice_mode_n.png
ここでは、発音数を設定することが出来ます。
ポリモードの時のみ有効です。

変更は、他のコントロールと同様、LCD画面横の上下ボタンか、LCDを直接クリックして表示されるスライダーで行います。
デフォルトは16ボイスで、最小が1、最大が32になります。

例えばここで16を設定すると、同時に16音の同時発音が可能です。
同時発音数を「2」に設定した場合、ド→ミ→ソと順に押していくと、ソを打鍵した瞬間ドが消える、という具合になります。


○●それぞれのモードの解説●○
発音モードには、先ほど述べたように、ポリ、モノ、レガートがあります。
これらはSynth 1に限らず、他の多くのシンセでも使われています。
それでは、それぞれの説明をしていきたいと思います。

Poly
Mono
Legato


○●Poly●○
ポリとは、ポリフォニックの略で、同時発音可能な、和音を奏でることの出来るモードです。
ピアノなどの、一般的な鍵盤楽器のイメージで、和音でも単音でも演奏可能です。
同時発音数以内という制限がありますが、手弾きの場合はデフォルトの16で不足はないかと思います。
打ち込みで複数パートを1台で受け持つ場合などは同時発音数が問題になってくるケースがあるかもしれません。


○●Mono●○
モノとは、モノフォニックの略で、同時発音が出来ない、単音演奏のみのモードです。
こう言われるとメリットはなさそうですが、モノならではの特徴があります。
下の図を見てください。

voice_monoD.png
  • 最初に1つの鍵盤を押し、これをずっと押しっぱなしにします。

  • この状態で別の音を鳴らすと、最初の音は消え、後に鳴らした音が鳴ります。

  • それから後に鳴らした鍵から手を離すと、押しっぱなしにしている鍵の音が鳴ります。
※最初の鍵盤を離しても、継続的に何かしかの鍵盤が押さえられていれば途切れることはありません。

要するに、そのとき押さえられている鍵盤が鳴り、複数押さえられているときは、後から打鍵された方が鳴るということです。
大昔のモノフォニックシンセの場合は、常に高い方の音が優先される仕組のものがあったそうですが、Synth1の場合は音程の高低関係なく、単純に打鍵順になります。
恐らく他のシンセのモノモードも、この仕様が多いかと思います。

これにより、ペダルトーン的なフレージングやトリル、ギターでいうタッピングのようなフレーズを簡単に弾くことが出来ますし、単音弾きのソロなどの場合は、同時に複数の音がかぶらないので、音が混ざらず歯切れの良い演奏が出来ます。


○●Legato●○
レガートは、発音数はモノと同様で単音で、普通に弾いた場合はモノとなんら変わりはありません。
ですが、先ほど図で説明したような弾き方をした場合、こちらはいわばスラーで弾いているようななめらかなニュアンスを得ることが出来ます。
滑らかさということを考えると、トリルやタッピングのようなフレージングはモノよりレガートの方が適していると言えますね。

モノは先ほどの図のような弾き方をしても音程が変わる度にノートオンするような感じのニュアンスになりますが、レガートの場合は最初のノートオンから一息に弾いているようなニュアンスになります。
voice_lgtB.png
※Synth 1内の処理の話なので、実際のMIDI信号のノートオンとは関係ありません

また、Synth 1のプリセットの「piano」のように、音が減衰する設定がされている音色の場合は、ノートオンが最初の打鍵時という認識になるので、音程が変化していっても最初のノートオンから継続して減衰していきます。


このように、それぞれの特徴、良さがあるので、状況に合わせて使い分けてみましょう。

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