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2013
01/26

【Synth1で曲を作る!】Psychedelic Trance(フルオン) 4 上昇音1

Synth1だけでサイケデリックトランスを作ってみよう!企画の第4回です。
今回はイントロに使用している上昇音のセッティングを見ていきます(30秒過ぎあたりが初めての使用です)。

Synth1 PsyTrance向けプリセット

この音は曲中に幾度か使用していますが、イントロのみ和音、他は単音になります。
[イントロ]
high_up2.png

[その他]
high_up3.png
イントロのデータは、この曲で何度か使っている、Dm7の和音を打ち込んだもの、その他は単音を置いただけのデータです。
ここは音階のある部分ではないので、雰囲気がそれっぽければ良いと思います。

次にSynth1を見てみましょう。
high_up1_1.png
ベースとなる音は、【Synth1で曲を作る!】Psychedelic Trance(フルオン) Part.1 パッドとほとんど変わりませんが、ここではLFOを設定することで、ピッチに変化を作っています。

・LFOの設定

ピッチに変化を与えるために、掛け先はosc1,2にします。
そして波形は三角波に、スピードは8小節(上昇が4小節なため、倍を設定)、変化量(amt)は最大、そしてテンポシンク、キーシンクはONにしておきます。
テンポシンクをONにすることでテンポと同期した設定が可能になり、キーシンクをONにすることで、打鍵時にLFOの周期がリセットされます(今回の場合、打鍵後から上昇していく音を作っていくことができます)。
LFOに関して、詳しくは【Synth1】LFOセクション Part.2をご覧ください。

・ディレイ、EQ

ディレイ音を少し多めに混ぜることで、デチューン的な効果が生まれ、音に拡がりと厚みが出ます。
また、EQで低域をカットすることで、より全体をサッパリさせることが出来ます。
今回は300Hz以下をバッサリ切っています。

それではサンプルを聴いてみましょう。

最初はLFOもDelayもOFF、次にLFOをONで、上昇だけでなく下降も含めた周期全体、最後はLFO、Delay共にONで、曲中で使用しているのと同様の、上昇のみのものです。
EQは最初からONです。
冒頭を聴いて頂ければわかるように、以前のパッドとほぼ同じ音がベースになっています。
音の終わり目は、ADSRで調整したり、オートメーションを書くなりして、自然な感じにするのがベターかと思います。

今回はLFOを使いましたが、ピッチエンベロープを使用するのが一般的かと思います。
そちらの方法は、この曲で使用しているもう一つの上昇音の時に説明できたらと思っています。

このような上昇音はフルオンでは特によく使用されていますが、トランスに限らず、様々な音楽で耳にする機会があると思います。
音を揺らすなど、様々なバリエーションがありますので、色んな曲を聴いたり、シンセをいじったりして引き出しを増やすのも良いと思います。

・Reference

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theme : DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 ::  genre : 音楽


2013
01/03

【DTM設備】小型DTM機材のスヽメ

今回は久々に機材の話題です。

KORGがnanoシリーズを発表して早数年、他メーカーも、持ち運びに困らないほどの省スペースな製品を発表しています。
更にiPhoneやiPadの普及により、これらの端末に対応した製品も発売され始めています。
今回はそれらについて、見ていけたらと思っています。

MIDIコントローラ

以前から25鍵などの比較的小型のMIDIキーボードはありましたが、KORGのnanoシリーズをキッカケに、コンパクトの基準が変わったのではないかと思います。
現在では老舗のAKAIや、IK MULTIMEDIAなども加わり、ラインナップが充実しつつあります。



KORGは、キーボード、フィジカルコントローラ、パッドと一通り揃っています。
また、M1 Leや、有名エレピ音源Lounge Lizardのフリー版等、バンドルが充実しているのも魅力。
鍵盤を扱える方や、MIDIをリアルタイム録音する方などはnanoKEYでは物足りないと思いますが、nanoKONTROLとnanoPADは結構便利だと思います。
nanoPADはカオスパッド的な使い方も出来て中々面白いです。
ただ、nanoKONTROLに関しては2代目になってシーン機能がなくなってしまったのが残念です。
私は中古で初代を探して、それを使っています。

もう少し鍵盤らしいものを…というニーズがあったかどうかはわかりませんが、KORGのmicroKEYのような、従来のキーボードとnanoKEYの中間的な位置づけのものも発売されています。



iPhone、iPadとの連携

最近は、iPhoneやiPad対応のDAWや音源なども増えてきています。
先日は、SteinbergがiPad版のDAWとしてCubasisを発表しました。
Arturiaも対応アプリを発売しているようです。
ただ、何より、IK Multimediaの力の入れようが凄いです。
IK Multimedia モバイル・デバイス製品一覧

例えばこのキーボードは、iPadやiPod、iPhoneとの接続が可能です。



オーディオインターフェース

オーディオインターフェースは元々あまり大きいものではありませんが、こちらでもコンパクト化が進行しています。
圧倒的な価格で人気のBEHRINGERからはASIO搭載の超小型I/Fが発売されていますし、プロ御用達のRMEからもBabyfaceという小型I/Fが発売されています。


音源など

やはりコンパクト系や面白いモノはKORGが強いです。
KORGはMONOTRONやMONOTRIBE、カオシレーターなど、比較的安価で面白い製品を多数発売しています。


本気どころのコンパクト音源としては、AccessのVirus TI SnowやWaldorfのBLOFELD辺りでしょうか。


I/FやMIDIコントローラはある程度数が出てきて、特にMIDIコントローラはある程度形が決まってきていますが、他の機材も含め、これからどうなるか気になりますね。

theme : DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 ::  genre : 音楽


2013
01/02

【PsyTrance】Son Kite / Colours

昨日に続いて、本日はSon Kiteの名盤「Colours」のレビューです。
DIGCD015.jpg

このアルバムは、Son Kiteの3枚目のアルバムで、自身がオーナーを勤める、プログレッシブトランスを代表するスウェーデンのレーベル、Digital Structuresから2004年にリリースされたものです。
ここ数年は彼らのミニマルテクノのユニットであるMinologueでの活動に重点を置いているようです。

前作まではミニマルトランスに近い硬質で太い音が中心でしたが、今作では、太さはそのままに弾力性のある、ハウシーなグルーヴにシフトしています。
キャッチーなメロディや、ほどよい塩梅のヴォーカルやボイスサンプルもあり、非常に聴き易くかつ素晴らしいアルバムになっています。

1 Other Side
2 Focus
3 On Air
4 Game & Watch
5 Let Us Be
6 The Stars Within Us
7 Jukebox
8 Made To Move
9 Colours


#1のキラキラしたシーケンスから始まり、地味ながらもパッドやエレピのコード弾きが気持ち良い#2、シングルカットされた#3と続いていきます。
ハイライトは#4、#5辺りで、#4はシンプルながらもキャッチーなメロディリフが、#5はヴォーカルやシンセの浮遊感がとても気持ちいいです。
後半はギターやボイスサンプルをフィーチャしたトラックを絡めながら、前半より少しだけグルーヴは硬めに、でも浮遊感はしっかりと保ちながら展開していき、#9では、#1のオープニングと同じシーケンスで幕を閉じます。
個人的なオススメは#3、#4、#5辺りです。


アルバム全体を通して音数が少ないアプローチなので、細かいところまでしっかり作りこんでいることがよくわかります。
とても完成度の高い作品だと思います。

試聴はSaiko Soundsからどうぞ。
Digital Structuresはプレス数が少ないのか、割と入手しにくいものも多く、この作品も入手が難しいです。
CDにこだわるのであれば、Discogsなどを使ったほうが安いかもしれません。



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2013
01/01

【PsyTrance】Silicon Sound / Pure Analog

新年一発目は、フレンチフルオンの名盤、Silicon Soundの「Pure Analog」のレビューです。
MSRCD04.jpg

このアルバムは、2003年にMoon Spiritsからリリースされたものです。
音の方は、AstrixやProtocultureに近いスタイルで、スムースかつグルーヴィーで、時に幻想的に、時に力強く曲を展開させていきます。
フレンチならではのスタイリッシュさも魅力です。

1 Nexus 6 (Remix)
2 Pure Reality
3 Seismic Charge
4 Analog Device
5 Onida
6 African Daydream
7 Inner Space
8 Memento
9 Mindscape

全体の水準が高く、全て良いですが、特に#1,#2,#4,#7,#8辺りがオススメです。
#6は少しゆっくり目、#9はダウンテンポです。
また、#5は日本語のサンプリングが使用されています。

試聴はSaiko Soundsからどうぞ。

2003年というと、シーンが一番充実していた時期で、その時期の音がかなり良い形で納められています。
2004年辺りから特に増え始めたヴォーカルトラックやアゲアゲ(死語)なトラックがニガテな方にもオススメできる音です。
また、このアーティストはArturiaのProphet Vのデモ音源も提供していますので、聴いてみると面白いと思います。

それでは、今年も引き続きよろしくお願い致します。




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