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2012
03/12

【capsule】FLASH BACK

capsuleレビュー第11弾は、10thアルバム「FLASH BACK」です。
FLASH BACK

前作がリミックスとはいえ、「capsule rmx」リリース2ヵ月後にリリースされた作品です。
時期的にはPerfumeやMEG、鈴木亜美など、中田ヤスタカの外部ワークスが目立ち始め、世間的にも注目度が高い中でのリリースだったと思います。
ダサい、けどカッコイイっていう、ダサカッコイイ感がすごく良いところで出ていて、個人的にはcapsuleの中で3本指に入るくらい好きな作品です。
capsule全作品の中で一番80's感が濃い作品ではないかと思います。
また、以前の作品に比べてエディットが控えめなのか、こしじまさんのヴォーカルが素直に聴こえます。
この作品以降、エレクトロ転換期の象徴だった素材重ね系のジャケットではなくなります。


1. construction
2. FLASH BACK
3. Eternity
4. You are the reason
5. Love Me
6. I'm Feeling You
7. MUSiXXX
8. Get down
9. Electric light Moon light


#1はお決まりの短いインストもの。チープな音が逆にカッコイイです。
#2、#7はバキバキのエレクトロチューン。
#7は先行してアナログでリリースされています。
#3はこのアルバムのハイライトになるような作品で、80's的シンセサウンドと、capsuleの強みである飛び切りキャッチーなメロディとこしじまとしこのヴォーカルが上質かつ個性的なポップさを作り出しています。
#4は最も80'sっぽく、音質もわざと下げてあるんじゃないかという感じの曲です。
ヴォーカルは100%サンプリング素材ですが、メロディラインが最高にカッコイイです。

#5で雰囲気は一変し、ノイジーなイントロから、ディープな世界へ入っていきます。
ディープな曲でもポップさを失わないのは流石。
#6はもろマイナー系のミドルチューン。バイエルの左手のようなシンプルなラインのアルペジオに支えられ淡々と、でも流れるように展開していく佳曲。
#8はもうダサさ全開(笑)でもなんかアリという、ものすごく絶妙なバランスの曲で、個人的には結構好きです。
#9は個人的に一番のお気に入りで、曲も詞も、キラキラしながらも切ないバラードです。メロディが珠玉。


本人もダサいのかカッコイイのかわからない感じで製作を進めたとか、「FRUITS CLiPPER」以来のチャレンジ度だとかインタビューで語っていて、中田ヤスタカ自身にとっても、かなり挑戦となった作品のようです。
その結果素晴らしいバランスのアルバムが出来上がっています。
オススメです。



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